エンジニアとチェンジニア?!

先日医院で手術記録などに使っていたビデオが故障しました。

けっこう高級機種で気に入って使っていましたので修理をすることにしました。

保証期間は切れてるし機械好きの私は修理に出す前に中を開けてみました。

そこでわかったのはビデオテープの通り道になる部分のピンが1本はずれてるだけでした。



このようにプラスチックの部品が欠けてそこに立っていたと思える金属のピンが
機械の中に落ちていました。


その部品を本来あったと思える場所に立ててみたのが上の写真です
この状態で確認したら作動OKでした。故障原因が分かってにっこりしました。

根元の黒い部分が欠けたプラスチックの部品を替えたら直るなって思いました
自分でも他のプラスチックを溶かしてくっつけて修理に挑戦しましたが
強度的に充分なものには出来ずメーカーに出すことにしました。

まあ長さ2cmほどのプラスチック部品ですから部品代は高くても100円か
どう考えても1000円もしないであろう。しかし修理の手数に加えて送料が往復で3000円位は
要ったとしてもまあ合計1万円もあったら直るだろうと思っていました。

しかし修理から帰ってきたものには取り外した部品として下の写真のものが


ピンの大きさ、割れてた黒いプラスチック部分と比べてあきれました
(テープは大きさ比較用に置いてます)

この単位でしか部品として扱っていないようでした。そして修理費は3万円弱でした。

その時むかし電器メーカーに勤めてる友人が以前言ってた言葉を思い出しました

むかしはトランジスタ1個、コンデンサ1個が故障してるのを見つけて
それを付けなおしたりして修理していたけれども今じゃ基盤をまるごと交換する方法の
修理しかしなくなっていました。

だから僕はむかしはエンジニアだったけど今じゃチェンジニアなんです。。。って

確かにこの修理の仕方はひどいですね。でもこういう時代なんでしょうね(;¬_¬)

2003.10.21 記