水害後、この一週間が長く感じられました。

10月20日夕方からの大雨による水害で当地方にも大きな被害が出ました。

自宅や当院の被害は軽度でしたが、精神的にはかなり疲れました。

その細かな話は。。。書くのがまだ疲れた感じがするので友人に送ったMAILの

コピーをそのまま以下に掲載します。これでおよその感じはわかると思います。

---------以下友人に送ったMAILのコピーです--------------

私の方は幸い軽い被害で済みました。
http://www5.nkansai.ne.jp/org/ganka/suigai.htm
↑医院の状況はこちらにUPしてます。

自宅は車庫が10cmくらいまで冠水して少々ドロが残ったくらいと
強風で屋根瓦が7,8まいずれた程度でした。大きな被害にあった家が多く
瓦ずれくらいでは業者さんも忙しくて直しに来てくれませんので
自分で屋根に上がって直してきました。後は屋根下にある換気口の
ふたが取れたのをはしごに登って付けなおしました。

となりの薬局さんは当院より15cmほど低いのですがそのため床が泥だらけでした。
木金土日で何とか復旧されましたがレセコンが浸かってHDDを取り出し
他の機械に入れて何とか動かせたとのことでした。

被災者が多く診察に来る方は少なめで診療時間中にこのmailがかけます。

-------------以下は追伸したmailのコピーです-------------

建物等については書きましたがその他の話を書きます。

結果としては医院や自宅等の被害は少なかったですがその経過です。

20日の夜に自宅前の水位が上がってきたときには心配で出石病院に
TELして何かあったら連絡をお願いしますと頼んでいましたところ
23時頃にとなりの薬局さんが浸水してますとのTELをもらいました。

当院もやられたかと思いつつ雨がはげしく降るなか、冠水した道路をさけ
遠回りして何とか医院に着いたのが23時30分過ぎ、となりの薬局より
15cmほど床が高い当院にはぎりぎりまで水が来ていました。

水が増えるのはどうしようもないのですが、何とか被害を減らそうと
床置きのレセコンの下に台を追加したりして。。。

深夜2時頃にはやっと水が引き始め、いったん自宅に戻りました。
しかし心配で眠れずまた4時に医院に戻ってやっとまあ大丈夫だったと
思って帰りました。

その後も興奮状態でほとんど眠れず翌朝を迎えました。
停電で真っ暗のなか朝の光がうれしかったです。

-----------さて20から21日の話はこのくらいにして-------

今は診療も再開しておりほぼ通常の状態なのですが
スタッフや知人、友人の被災状況や町の景色がぐちゃぐちゃなのを
見聞きして気分が落ち込みます。

今日も来た患者さんにいろんな被災情報を聞き悲しい気分がいっぱいです。
床上浸水のスタッフはもうしばらく来れないと思います。
(責任感の強い本人はがんばって出勤しますと言うのですが
かわいそうで家が落ち着くまでもっと休むように言いました。)

神戸の震災のときにも自身の実家はたいした被害じゃなかったですが
知ってる町並みや友人の家等の状況を見聞きして涙が止まらなかった
その時の感覚を思い出します。

被災者が多くて来院できない方も多くそんなにたくさんの診察を
していませんがなぜか疲れた感じがして、ぐったりとしてしまいます。

以上追記します。


またSTAFFのみなさんには少なからぬ被害があって

そして友人や患者さんの被害状況を見聞きすることで、なかなか私の気分もすっきりしない、

被災された方が多くて診察は暇だったけど、疲れた感じがのこる先週でした。

----------------以上mailのコピー終了-------------

編集して書き直す元気がないので今日の独り言はコピーのままにしました。

2004.10.31 記