日々診療していますといろんな患者さんと
お話しさせていただくわけですが
その中でも記憶に残ってる名セリフを書いてみます
1.さまざまな病気で入退院をくり返している方が
『私は病気上手の死にべたです』
また別の方は『私は病気のデパートです』とこれは何度か
聞いたことがありますが
こんな言葉は初めて聞きました(^^;
2.心臓が悪い患者さんの介護に疲れた家族の話
『心臓が弱いと言われて10年、何時死んでもおかしくないと
いわれて3年経ちました。なんて強い心臓なんでしょう。。』
これを言われた循環器内科の先生はどう返事したのでしょうね
介護に疲れているんでしょうが、心臓が止まって欲しいとも
言えなかったんでしょうね(^^;;;
3.糖尿病のコントロールが悪くて眼が糖尿病性網膜症で
かなり見えにくくなくなってしまい、さらに腎臓もおかしくなってきて
透析になろうかという状態の患者さんが
『人間やからこうして置いてもらってるけど、犬や猫やったら
とっくに捨てられとりますは。。』
自身の体の悪さに情けなくなって言われた言葉のようでした。
4.頑張ってるつもりなのに糖尿病のコントロールが悪いと
言われ続けてきた患者さんが
『好きなように食べて好きなように死にます』
なかなか意味の深い言葉ですね。けっきょく医療というのは
何のためかという大きな意見でしょう。
まだまだたくさんあるのですが今パッと思い出せた分だけ書きました
また思い出したり名セリフがあったら追記します
2002.09.28 記
遅くなりましたが思い出した物等を追記します
『髪の毛はどんどん薄くなるのに何でいつまでもまつげは生えるんでしょうなぁ』
逆まつげが当たって角膜に傷がつくために何回も抜きに来る老人患者さんが
自分の髪の毛は少なくなるのにまつげは少なくならないと。。。
そう言われても困るんですが。。。でも よく考えたら頭がはげた方は少なくないですが
まつげが禿げた方はお歳の大きくなった方でも見ませんねぇ(^^;
『お金は貯まらんけど脂肪は貯まるんです』
糖尿病性網膜症で通院中の患者さんに体重をもう少し減らして糖尿病の
コントロールもしないと眼もなかなか良くなりませんよって説明した時に言われた言葉です
2003.09.03 追記