いつも診察中に思ってることです
患者さんに『白内障は軽いし、あまり進行してませんねぇ』
そう言って説明するときに。。患者さんは喜んで聞いてるけど
これって本当に幸せな事なのだろうかって。。
良くあるケースで例えば80歳の患者さんが白内障が軽くて、まだ
手術しなくって良いですねって診てたのに85歳になって白内障が増えて
手術しましょうかって言ったときには体が弱っていて手術できないって事が
けっこうよくあるのです。
そして人生の最後は見えないままで終わるというケース。。。
これの逆で60歳そこそこや50歳代ではやくも白内障になってしまった
患者さんの場合は、車の免許が必要で、若いのになあって言いながら手術に
なった場合:その時は嫌でしょうが手術はまだ体力が充分あって日帰りでOKだし
手術後の回復も早く、その後は死ぬまで白内障にはならないのですから
死ぬまで見えてる。。。このほうが幸せな気がしませんか?
よく言ってる説明『お歳の割に白内障が軽度でまだ手術はしなくて良いですよ』
言いながらいつも思ってることです ^^;)
でも最後は神様しか判らないことです!
中には90歳まで白内障が軽くて、死ぬまで手術しないで終わる方もあるし
きんさん、ぎんさんみたいに100歳になってから手術して106歳でしたっけ
死ぬまで見えてただろうと思える方まで。。。
私は今から思っています。
ある程度の歳になったら白内障は軽くても手術してもらおうと
白内障は軽いうちにしたほうが手術する方もしやすいし回復も早いですから
2002.08.03 記