建築士の構造計算偽造事件について思うこと

以前の独り言No.260に、医師は人の命をあずかる仕事だとよく言われますが、

実感としては交通機関の方がよりそうなのじゃないかと書きました。

しかし、今回のはまた別の意味でひどい事件ですね。

もしも10数階建てのマンションやホテルが倒壊したら一度に何人の死者が出るか

そんなことを考えなかったのでしょうかと

まあ、今回のは交通事故じゃなくて詐欺ですが、その人々レベルで言うと

病気じゃないのに不要な手術をして儲けてる悪徳医師とかのレベルですね。


私の義弟は1級建築士です。自宅や医院の設計もしてもらいましたが、今回の強度計算

偽装事件の話が先日、弟との電話で出ました。鉄筋を少し減らしたぐらいじゃそんなに

コストは変わらないはずですが、かなりの事をしたのだなあと。


それにしても、色々なことがおこる時代です。第2次世界大戦のあと戦後復興を先人たちが

してきた時代には、その様な事はおこらなかったと思います。みんなで一所懸命

何とか国の復興をと思ってやってきた時代から、利益が出そうなら何でもすると

そんな時代になってしまった事のひとつの象徴かなぁと思ってしまいました。


話は変わりますが、この書きかけの間にまた特急電車の脱線事故がおこってしまいました。

余部鉄橋の事故が、思い出されました。強風という自然が相手とは言え、何か予防は

出来なかったのでしょうか。医療事故は気を付けておこさないことはもちろん

大事なことですが、交通機関の事故はやはり被害者の数が多くて大変ですね。

2005.11.29書きかけ。12.28書き終わり