将来の円安の芽を見た気がします
2月3日の日経新聞の記事。要約は下記URLにあります。
http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt32/20060202AS2Y0200J02022006.html
今しばらくは見えますが時間がたったら記事へのLINKが無くなってることも
しばしなので、下の枠内にそのコピーを置きます。
■ 銀行経営(2/3)大手銀・地銀、保有国債100兆円割れ 銀行が国債に偏っていた資金運用を見直し始めた。大手銀や地銀が持つ国債残高は |
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自宅で見た新聞紙上には、このあとに続いてこうあります。
こうした銀行勢の保有縮小をカバーしてきたのが財投改革による郵便貯金の国債購入の拡大。 ただ、郵貯の残高は減少を続けており今後も国債の購入が増え続けるかは微妙な状況だ。 一方、銀行による投信や社債、外債など国債以外の有価証券残高は05年度に前年比9.5%増の 100兆8657億円となり、国債残高を大きく上回った。特に米国など外国の株式や債権、投資信託 など「外国証券」の残高は前年比15.4%増の約34兆円と過去最高額に達した。 |
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トップ記事ではもちろんないし、そんなに気にしてこの文章を見た方は少ないかと思います。
でも、世の中の流れというものは、知らない間にゆっくりと、しかし確実におこってきます。
この記事から私は、将来の円安を読みとりました。
残念ながら我が国は人口減少時代となりました。現在、国と地方公共団体には多くの借金が
あるのはみなさんご存じかと思います。その借金を、今は国民の貯蓄が国債などに回っているから
国の財政は破綻しないで何とか動いてると思います。しかし、労働人口が減り貯蓄を使うような方が
これからは多くなってきますから、いつまでも今のままでOKだとは思えません。
今までは、まとめて買ってくれる金融機関等があったから個人向け国債なんて無かったのです。
国は、面倒な小口の個人からお金を集めなくても良かった時代には売り出さなかったのです。
でも、最近はけっこうそれが売れてるようです。安全な資産と国民が思っていますからね。
確かに、金額でいえば必ず期間が来たら償還されるでしょう。しかしその時にはインフレで
価値が激減してると想像します。10年という単位で見たら、団塊世代がリタイヤし、生産年齢人口が
減って、貯蓄を食いつぶしていく時代になってるでしょう。そんな国の通貨がいつまでもつでしょうか。
また、日本人の特性、みんなが言ってるからといっせいに同じ事をする傾向があると思いますが
円はいつまでも高くはない、国債だって価値が下がっていくという話になったら、一気に円安へと
すごいインフレへと向かうでしょう。みんなそろって国債を売り、そろって外貨に替えはじめたら
あっという間に円安になる気がします。それを心配して私は金融資産の多くを外貨にしています。
もし私の予想が外れて、将来も円がしっかりしていたら、いま持っている医院や自宅、そして親が
残してくれた不動産は、当然ですが円建てですし、国の勢いが落ちなかったと言うことですから
(自身の資産が世界的に見て大きく価値が下がってしまうことはなかったと言う事でもあるし)
国民のひとりとして嬉しいことです。しかし予想が当たってしまったら、被害を少なくするために
今やっている少なくとも金融資産に関しては外貨建てが3分の2と言う事は間違ってなかったと
言うことになってしまいます。どちらになっても良いように対策を考えておかないといけないと思います。
この様な文章はいつもの独り言とは、まったくちがった感じですが、みなさんも某保険会社の
TVCMのセリフは、聞き流すだけではダメですよ(^_^;) (まあ、あれは保険会社が儲けるためですが)
よーく考えよー お金は大事だよー・・・・
2006.02.05 書き始め 2006.02.11 記入完了