漫画で解るパニック障害シリーズでございます。
前回から、ちょっと空きましたが、今回は、前回の続き、
「初めて運ばれた救急病院で大騒ぎし、医者に怒られ逆ぎれ寸前」 を描きます♪
前回のお話しは、
こちらから→
今日は、前回の続きで、救急車が到着してからのお話しです。
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マンションのエレベーターは、担架がぎりぎり入る奥行きでした。
(後で知ったのですが、エレベーターの壁が保護シートで
全面カバーされていたので気が付きませんでしたが、
突き当たり奥の下側に扉があり、それを開ければ、
担架がすっぽり入る仕組みになっていました。
扉には鍵が掛かっていますが、それは全国共通の鍵で、
救急隊員の人はその鍵を持っているそうです。
覚えておきたい知識ですね♪ )
エレベーターに乗っている時間がいつもより数倍遅く感じました。
救急車に乗せられると、救急隊員の方は、病院に連絡を入れている
ようでした。すぐには走り出しませんでした。
この時、
指先にクリップみたいなのを付けられ、
(あれは、酸素がちゃんと体に取り込まれているか、が解る
機械みたいです。
あと、脈拍も解るようです・・で、合ってますか?(笑))
その表示されたデーターを見てすぐに、救急隊員の方は、
「
過呼吸」と解っていたんだと思います。
「これ、何の病気ですか?」と聞いたけど、
「まあ、大丈夫やと思うで」とだけ答えてくれました。
救急隊員は、経験から解っていても、病名などは
言ってはいけないのだな〜と、後で思いました。
でも、そんな事も知らない私は、とにかく
「こんなに苦しいのは
生まれて初めてだし、体が変!死ぬんだわ!」と
本気で思ったので、
救急車の中でも大騒ぎ。
救急隊員のおじさん、手をずっと握っていてくれてありがとう。 お父さんくらいの年齢の方の手を、こんなに長く握っていたのは
初めてです(笑)
でも、すごく安心感がありました!!
(よく、側に居る人がパニック発作・過呼吸発作を起こしたら、
どうしたらいいか?という質問がありますが、その人にも寄るでしょう
けど、とりあえず、
普通に側に居る、手を握ってあげる ・・が
良いのでは、と私は思います)
そして、何分経ったか記憶にないのですが・・
気が付けば、
救急病院の診察室のベッドの上でした。
目に入ったのは、救急隊員の方が女医さんに、何やら説明を
している様子・・。
そして、女医さんは・・
この時、私が知りたかったのは、
「この症状は何故起こったのか。この症状は何なのか?」という事と、
「この苦しさは、いつまで続くのか、それとも死ぬの?」という事
の二つでした。
もう、「死」しか頭になく、その明確な答えが欲しかったのです。
暫く経っても、過呼吸発作は治まらず、さらに大騒ぎする私に・・
静かにして、と言われても、
苦しくてどうしてもそう出来ないから
イイ大人が騒いでるんですけどーー?
普段は物静かなんですけどーー!って、解る訳ないけど。
そして、女医さんから出た言葉は、
「
注射して落ち着きましょうね」みたいな言葉でした。
本能的に拒絶してしまいました。
「
死んでも(苦笑)こんな人に注射されたくない」と思ったのです。
それに、ひょっとしたら、あの後ろでオドオドしているドクターが
注射するかも知れません。絶対、嫌〜〜と思いました(苦笑)
その後、廊下に沢山の救急外来の患者さんがお待ちだったようで、
私は空いている病室に移されました。
その間も、
看護師さんが、時々様子を見に来てくれました。
一時間ほどすると、なんとか歩けるようになったので、清算して
タクシーで帰宅することにしました。
清算するまで病院名も場所も不明で、
「
ここはどこ?」って感じでした。
この時、清算窓口で言われたのは、
「今、正確な計算できないので、とりあえず3000円お願いします。
足りない場合は、請求します」
翌日、電話して確認すると、足りないのは「30円」程でした。
タクシーで約3500円掛かった距離の病院・・。
行くには、電車+バスしか方法はありませんが、もの凄く
時間がかかります。
振込みしよう、と思っていたら、その近くに住む
友人が、30円支払いに行ってくれました。
ありがとう☆
ちなみに、今通っている総合病院は、市が違うので、この時は
連れて行ってくれなかったのでしょう。
今の病院・・チャリで10分なんですけど。たまに歩いて
行ってますけど・・。もちろん夜間救急ありますけど・・。
なんとかならないのでしょうか。市が違うと行政も違うっていうの・・。
帰りのタクシーの中でも、ぐったりしていましたが、
帰宅後は、落ち着きを取り戻し、この後、普通にシャワーを
浴びて爆睡でした☆
ところが、翌日、朝目覚めてすぐに、また発作が・・!
次回は、
「歩いて5分の内科へ行こうとして、途中で座り込み、
通りがかりの車に助けて戴いた・・巻」
を予定しております☆
漫画で解る〔パニック障害〕シリーズは、まだまだ続きます。
解って欲しい人に、もっと解り易く説明したい、
という思いから、漫画入りで、このシリーズを書いています。