まもなく老人保健のバーゲンセール終了(!?)
今週はおかしな会話をたくさんしながら診療を終えました
『今月中に出来るだけ薬をたくさん下さい』とか
『今月中に手術をしてしまって下さいとか』そんな話を良く聞きます。
10月からは老人保健の患者さんは定率1割負担になります(収入により2割)
9月中は老人保健の患者さんは診察、検査、薬などの合計の医療費が
いくら多くても(少なくても)1回診察を受けたら850円の定額です。
10月からは実際の診療費の10%を自己負担してもらうことになります
これがいろんな形で伝わってるようで10月からは値上がりすると
思ってる患者さんも多いようです。その時の診療に8500円以上
かかった患者さんには値上げですが多くの方には当院では
かえって値下がりになるんですが。。(診療費が1回8500円以上は少ない)
この事から今週は今の内に薬を沢山もらえるだけもらっておいて
10月以後に診療に来たときのは薬を今日はまだありますといって
もらわなければ医療費は安くなるのでそうしようというわけです。
今までこう言うことはなかったのでなんだかバーゲンセールみたいで変だねぇ
当院STAFFとはそんな会話をしています。
当院ではしていませんが、白内障日帰り手術をやってる診療所では
白内障の手術をしても850円。しかし10月からは1万5000円以上だと
言うことである医院では手術がいっぱいですという話も。。
まあ こんな変な会話もあとは1日間だけ、30日の月曜日でおしまいです
私の方としても急がないけど遠からずはする予定の検査だったら
今月中にしておいてあげた方が良いかなって思うこともあるんですが
純粋に医学的に必要な診療をしていこうと考えています。
根本は安いか高いかではなく
必要な適正な診療をしていくことで結果としての
診療費がいくらになったかは考えないで出来ることが理想ですが。
でもこれで
まともになる部分もあると思います。来たついでに腰痛の湿布薬を
下さいなんて方も(眼科ですよ!)中にはあってそして沢山貰ったのを
タダだからと近所に配ってるような方も。。沢山もらったらその分
料金が増えるなら考えるでしょうね。
良い点、悪い点 両方ある健康保険制度の改定 政府のねらいがでも
根本的には医療費削減が主で国民の健康が後回しにされる部分があると感じる
のは私だけではないと思います。
アメリカのように自由に医療を受けられないような国には決してして欲しくないですね
良ければアメリカの医療の実体がわかる対談を
ここからごらん下さい
この対談は有料ページのコピーです。この部分のみの使用了解MAILでしています。
対談にでてる小林至氏の投稿した文章は
こちらにもあります。
日本の良さがわかる、なかなか良いお話ですよ。
(この投稿文章は元はこちらにありましたが今は無い様なので保存してたものをUPしました。)
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2002.09.28 記
上記の竹村健一氏のサイトは今は無くLINK外しました。似たようなサイトとしては
「ワールドワイド竹村」がありますが2007.03.29で更新は止まってますし
有料会員のみが見られるページも無くなってるようです。
2008.06.15 追記