のコンタクトレンズ処方の話
もうずいぶん昔、まだ開業後2から3年目くらいのことです

夜10時近くになってから自宅にTELがありました。

先ほどコンタクトレンズを流してしまったので今からすぐにコンタクトを
作って欲しいと言う電話でした。

当然急患とは思えないので、明日になってから来て欲しいと言いましたら
電話の向こうで若い女性と思われる方が泣き始めました

『明日、朝早くの飛行機で新婚旅行に行く予定なので、どうしても今すぐに
レンズが欲しいのです! 眼鏡もないし旅行先で何も見えないんじゃ思いでの旅行が
めちゃくちゃです。。。。』って泣いていました。

しかたがないのでじゃあ来て下さいというと

『姫路や但馬のあちこちの眼科にTELしたけれど、今の時間からはどこも
ダメだって言うんです』って言うからびっくりしました。

なんと朝来郡の方でした(^^)

それから来られたのが夜11時前でそこからコンタクトの検査をしまして
結局ハードコンタクトレンズとしては在庫範囲外だったのですが、使い捨てレンズは
広範囲に置いてあるのでそれで間に合いました。

でもハードしか出し入れしたことが無くて、ソフトの着脱練習をしてもらっていたら
夜12時近くになっていました。

普通だったらコンタクトレンズを時間外に合わせたりはしないんですが
まあこんな理由ならしかたが無いかなぁ。。って思いました。

その後この話には落ちがあります(^^)。

 後日、新婚旅行のおみやげを持ってこられました。ちょっと遠くの患者さんですから
それでおしまいでしょうって、そう思っていたらしばらくして、ハネムーンBabyが出来ていまして、
その子供さんが、先天性鼻涙管閉塞でして当院でそれを通す治療をすることになりました

最近は来ておられませんが、今はどうされてるんでしょう

むかし、急患でお困りの方は自宅にお電話下さいと留守電に自宅TEL番号を含めた
メッセージを入れていた頃のお話です。

なお 今はそのメッセージがちょっと変わっています。
(理由はエッセー集にある文章をご覧下さい)
緊急!?