ここまでやってみました、医療機器を自分で修理

最近10年以上使ってきてさすがに充電式の電池の寿命と思われる機械がありました。

バッテリーパックを買いかえるのが普通の医師でしょうが、アマチュア無線家の魂が今も

残ってる私は、何とか修理してみようと挑戦したのでした。

修理完了後、と言うか改造後のバッテリーパックの写真です。
単3サイズで置き換えています。始めに単3電池を2個直列に接続して
熱収縮チューブ(SUMITUBE)で被った物を3組使っています。

これを2個修理しました。


下の緑色の電池が元々入っていた分です。これはよく見たら普通の単3電池サイズより
やや太くて短いんです。これは特殊仕様でという独り言No.169と170に書いた様なメーカーの
意地悪だと言うわけではないと思います。家庭用機器でも充電池のサイズは様々ですから。


簡単には長い電池を元のパックには入れることが出来ません。
長すぎる分を収めるためにパックの下部を割って取り除いています


長すぎる電池を収めるために電池パック内部の上の部分も
切ってしまいました。強度的に許されるぎりぎりの部分を
切っています。また元から無かった充電器をつなげる端子を
増設しました。これで出先でもアマチュア無線機用に持っている
小型充電器で充電OKになりました。


元に電池の位置があった場所までの黒いカバーを切っています。


さらに本体側も切ってやらないと電池が当たって装着できません。
機械的強度を考えて元から付いていたのを外して切ったあと180度
方向転換して付けています。


180度方向を変えたので、元からの刻印されてあった+−は
逆になってますのでマジックで書きました。
もし新しいバッテリーパックを購入しても互換性もOKです。

ここまでやってついに完成。元どおり明るく診ることが
出来るようになりました

あちこち削らないと電池が収まらないと言う事はちょっと予想以外でした。

まあ、予想以上に手間がかかってしまいました。何とか予備バッテリーも含めて

2個のバッテリーパック修理が2時間くらいで出来ました。2個目は慣れてはやかった。


新品を購入したら8000円×2個=16000円ほどでしたが、充電端子の増設も出来たし

満足な修理・・・と言うか改造ですね(^^)。この修理中に来た医療器械屋さんに見せたら

こんな事されたら仕事が無くなってしまいますねぇと言ってました。

この様なことをしてる時間はでも、アマチュア無線機を改造していたときの

ワクワクした感じが少ししてイヤじゃないんですよ。


お金で言えば新しく買ったバッテリーは単三型でハンダづけの出来る端子付きの物
(追記:同じ電池はもう販売されていないので似た物へのLINKに変更2007.5.27)

以前東京秋葉原に行ったときに秋月電子で買っておいた物でその時は1本300円でした。

今HP見たら280円に下がってます。300×12=3600円とハンダや熱収縮TUBEでまあ

合計4000円かなと言うところです。でも安く済んだことはどうでも良くて工作が楽しいのです。


以前にも
独り言No.169:医療機器の修理費はぼったくり?! および

独り言No.170:医療機器の修理費はぼったくり?!その後
 では医療機器修理について

思うことを書きましたが、今回はちょっとちがった切り口でしたね(∩o∩)

2005.10.30 記

追記 自作するにしてもポリスイッチタブが付いて安全性がUPしてるのもあるから
今後は、使うことがあったらそのポリスイッチタブ付きが良いなぁ

2007.05.27 追記